分蜂のしくみ

分蜂とは春から夏にかけて蜂群が分かれる事です、読んで字の如くです。
分蜂は10時~15時頃に晴れて無風状態の中、女王1匹と数十匹の雄蜂、多量の働き蜂が親群から飛び立ち、近くの木などに一時集合します、これが分蜂蜂球です。そして、一部の働き蜂が新しい営巣場所を見つけると一斉にそこ目掛けて飛んでいきます。女王は分蜂するたびに入れ替わるので消滅し無い限り同じ巣が何年も使われます。

分蜂は初分蜂、第二分蜂、第三分蜂…、孫分蜂、夏季分蜂があり、それぞれ、元群の元女王が新女王と交代します。初分蜂で元女王が新女王になり、第二分蜂で新女王が新女王2代目になります。また、どのように働き蜂が巣に残る側と分蜂する側に分かれるかは未だ不明の様です。

分蜂後、営巣した群は女王が交尾飛行に出かけます。森の木々の上を飛んで偶然出あった5匹ほどの雄蜂と交尾します。交尾飛行の際に鳥などに食べられてしまうとその群は無王となり消滅します。