巣箱の選び方

日本蜜蜂を飼育するにあたって、最低限必要なのは巣箱、設置場所(別項で説明)

巣箱には「重箱式」「可動巣枠式」「角胴」「丸胴」実に様々。


・重箱式
飼育、採蜜がしやすいところから、汎用される巣箱です。
ノーマル状態では、天蓋、天板、箱枠2段、底板 で成り立っています。
内検がしにくいのが欠点ですが1段ごとに透明板と扉をつければ中を見る事が出来ます。
1段ごとに巣落ち防止に太さ5mm程度の桟を入れます。
内寸は20~30cm×20~30cm、木板の厚さは15mm程度、高さは30cm~1Mが普通です。
巣板の伸びに合わせて1段10~20cm程度の高さの箱枠を継ぎ足していきます
蜜蜂は巣板の最上部に貯蜜するので採蜜時は1番上の段を切り取ります。


・可動巣枠式(洋箱)
最近、人気上昇中なのは「洋箱」です、巣枠は3枚~10枚。
洋蜂用の物を使い、巣枠の間隔を少し狭くして使います。
内検、観察、採蜜がしやすい等、メリットが多いです。


・可動巣枠式(縦型)
日本蜜蜂用の縦長の可動巣枠式巣箱です。
AY式というのもあるそうですが、写真のはちょっと違います。


・角胴
縦長の巣箱。重箱の原点と思われる。
前面が開くように作るのが一般的で、流蜜期で蒸れる時は前面を開け放ちます。
観察がしやすく、巣の伸び具合も見やすいでしょうね。
使ったことはありませんが、採蜜しにくそうです。


・丸胴
蜜蜂が最も好むとされてる「丸胴」。
ただ単に杉や松、桐などの丸太を刳り貫いただけです。
ただ単にとはいえ、刳り貫くのは大変な危険が伴い、難しい物でしょうね。
採蜜は巣箱を横に倒して上の方を切り取ります。


・横置き
天板が開くように作った角胴の横倒し版のようなもの。
捕獲向けではありませんし、採蜜はしにくいでしょう。


・六角形巣箱
六角形巣箱です、作ってみただけで蜂が好むかどうかは分かりません。
自分が勝手に「ヘキサゴン」と名づけました・・・実験予定となっております
丸胴と良い勝負かも・・・六角形だから蜂イメージにはピッタリか