巣箱作り

ニホンミツバチを捕獲、飼育するには巣箱が必要です。
捕獲専用の巣箱は「待ち桶(まちおけ)」と呼ばれることもあります。

巣箱の大きさは、おおむね次のとおりです。

内寸:20cm~25cm四方
高さ:30cm~40cm
板厚:10mm~20mm

では早速、内寸24cm四方、高さ36cmの巣箱を作っていきます。
⚠手を切ったりしないように気をつけましょう。

用意する材料

  • 長さ25mm程度の木工ネジ
  • 巾180mm,12mm厚の杉板
  • 巾45mm,12mm厚の杉板
  • 2×4ホワイトウッド

電動丸鋸、ドリルドライバーがあるととても便利です。

材料を切ります

巾180mm板を、240mm 4枚、260mm 8枚、290mm 2枚にカットします。
そのうちの、260mmに切った1枚を天板用に、巾80mmにカットします。
(8枚目の写真と説明文参照。機械での縦挽きは注意。)
巾45mm板を、230mm 2枚、260mm 4枚、265mm 2枚、290mm 2枚にカットします。
2×4ホワイトウッドを260mmにカットし、縦に半分にします。
正確に切らないと後で困ります。

箱枠を組み立てます

巾180mm板の、240mm、260mmを2枚ずつで箱枠を作ります。
240mmの板が内側になるようにとめます(巴にはしません)。
木目の中心を外側に向けると良いそうですね・・・。
1辺に3本、計12本のネジでとめます。

これを2つ作ります。

※ネジを入れる前に3mmドリルビットで穴をあけないと板が割れてしまいます

2段重ねにし、巾45mm板 260mm 2枚で接合部を固定します。

節目の穴は巣門になるので、前面に来るようにしておきます。

巣門(蜂の出入り口)を作ります

ディスクグラインダーか何かで、横幅50mm ~100mm、高さ7mmの巣門を作ります

底板を組み立てます

巾180mm板 260mm 2枚、巾45mm板 230mm 2枚と、
先ほど切った2×4ホワイトウッドで底板を作ります。

ここに、先ほど作った枠をハメるので、横とうしろの15mm程度は隙間をあけます

天板を組み立てます

巾180mm板 260mmを1枚、巾80mmに切った板 1枚と、
巾45mm板 260mm 2枚で天板を作ります。

天蓋を組み立てます

巾180mm板 290mm 2枚と、
巾45mm板 290mm 2枚、265mm 2枚で天蓋を作ります。

正確に切れてないと合わなくなります。

完成!

あとはポンポンっとのせて完成です

ついでに、ガスバーナーで表面を処理するといいです

ちなみに、これは500円で作れます。